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ゴムの始まりと歴史
加硫(天然ゴムと硫黄の熱化学反応)が発見されたことによって、ゴムの歴史が始まりました。
1839年、アメリカのチャールズ・グットイヤーは、実験中、靴に薬品をこぼしてしまいました。そして冬季でストーブが近くにあり、居眠りをしている間に靴のゴムが硬化して、弾むようになったのにビックリしました!。こんな偶然がゴムの始まりです。
その後、1843年にイギリスのハンコックが、天然ゴムと硫黄の熱化学反応を発見し、自動車の発達などに大きな影響を及ぼしました。
自動車の発達
タイヤは、グッドイヤーの名前をとって世界的に大きな産業になり、老化防止剤の進歩によって天然ゴムの劣化を大幅に遅らせることに成功しました。
エンジン周りは、合成ゴムのNBR(ニトリルゴム)を使用したOリングやパッキンに護られ、オイル漏れの心配がほとんどなくなりました。
自動車の外周りは、耐候性に優れたEPDM(プロピレンゴム)を使用することにより、雨や風そして太陽光から護られることで、自動車の寿命がアップしました。
社長からのおもしろ実験話し
きついゴムを伸ばす方法、下着、スエット、パジャマなどウエスト部分が、きついと困ることがあります。
ウエスト部分にゴムの跡がついたり、睡眠のさまたげになったりします。
それをアイロンとアイロン台で伸ばすことが出来ます。
ウエストゴムの伸ばし方、
① 伸ばしたいゴムの部分(スエットなど)を裏返しにします。
② アイロン台の左右を利用して、伸ばしたい部分を出来るだけピーンと伸ばした状態にセットします。
うまく伸びないようならバスタオルなどを台の裏や左右に挟みこんで使用してください。
③ 伸ばしたい部分にアイロンを掛けます。高温スチームにセットして、当て布をしてからアイロン掛けをして下さい。
④ 注意! 布は綿100%が良く、化学繊維は熱による変化が出ることがあるため使用しないでください。
⑤ 注意! 掛ける部分は20センチ~30センチにしてください。
掛ける部分が長すぎると伸びすぎてしまうことがあります。
⑥ 注意! 掛ける時間は15分~20分が目安ですが、心配であれば10分程度で一度見てみましょう。
⑦ 写真のスエットは社内実験を行い、15分でこのように伸びました。
≪社内実験≫
A アイロン掛け前:裏返しにする。ゴム部分を伸ばす。
B アイロン掛け中:アイロンを高温・スチームでセット。
綿100%の繊維が最も適しています。高温変化が起こるため、化学繊維には不向きな製品があります。
C アイロン掛け後:15分後にはウエスト部分が伸びました。
Aでは真っ直ぐだったウエスト部分が、Cでは伸びて曲線状になっています。